営業の仕事とは
顧客の利益を無視して、自分の利益のために契約を取ろうと思ってはいけません。
当然のことですよね。
しかし、営業現場を知っている人ならば、自分の成績と顧客利益の矛盾に疑問を感じたことがある人も少ないかと思います。
営業ならば、目標達成は仕事のミッションですが、目標達成のために、目の前の見込客から何とか契約を取ろうとは思っては成果には繋がりません。
自分の立てた目標を達成するには、行動量という分母が助けてくれます。
営業は確率論ですから、断られた数と成約した数は比例します。
断られた数が少なければ、成約数も少なく、
断られた数が多ければ、成約数も当然多くなるのです。
顧客のことをどれだけ考えていられるか?
そんな甘いものではないと思うかもしれません。
もちろん、仕事ですから割り切らなければならない仕事もたくさんあるかとは思います。
もしかすると割り切らなければいけない仕事の方が多いかもしれません。
しかし、顧客と自分のために動いた結果、単なる成約になるだけでなく、心から信頼してくれて、応援してくれる顧客になる人と出会います。
だから営業という仕事はやめられないのだと思います
綺麗事だけ言って、不安に苛まされ、愚痴だけを言っている人は、活動量が少ないからです。
そして、活動量が少ない人は、その努力の先の未来を想像できないからなのです。
営業という仕事は、単なる物売りであってはいけません。
いかに応援者の数を増やすかということが求められます。
つまり、私たちの仕事はファン作りともいえます。
見込客が契約者になれば、当然見込客が一人減ります。
だから優秀な営業は、契約になると寂しくなったり、不安になったりする人も少なくありません。
知り合いを増やし、応援者を増やし、見込客を増やす。
それが、一番の精神安定剤であり、安定した成果を上げることになるのだと思います。