「不安」を味方にする人、敵にする人
先日、某「ボーっと生きてんじゃねーよ」の番組で、
なぜ人間は「不安」を感じるのか?という話がありました。
答えは、
「不安とは、人類誕生から備わっている生き抜くための武器~」
なんだそうです。
人間が狩りをして暮らしていた石器時代、命を脅かす存在や様々な自然災害から身を守るためには、ちょっとしたことでも「不安」を感じ事前に危険を察知して回避できたほうが生き残るのに有利だったというのです。
いわば、動物的な本能のうようですね。
その本能は、現代でも「不安」になると、脳から出るホルモンや、心拍数や血圧が上昇し、集中力が高まり、ピンチの際に行動を起こす準備を体にさせるそうです。
しかし、「不安」から思考を止めてしまう人がいます。
ピンチなのに、行動に移さない人がいます。
何故か?
おそらく、考えすぎるからなのだと思います。
そういう人は「不安」を感じているのではなく、「恐怖」を感じているのだと思います。
考えすぎて思考と行動を止めてしまっては、未来はありません。
22年前、保険業界に入ったばかりころ、TELAPOをしていた私に当時の支社長が
「どうだい?調子は」
と言いました。
私は、何とか毎週結果が出てはいるものの、
「不安で不安で堪りません」
と答えました。
そしたら、
「正常だね」
と一言!!
笑いながら去っていきました。
そうなんです。
私は、「不安」が正常なんだと、そのときに教わったのです。
「不安」があるから頑張れるんです。
マネジメントという仕事をしていく中で、たくさんの人を見てきました。
・気にしいで思考と足を止めない人
この人は、一人でも成功します。
・気にしいで思考と足を止める人
この人は、他人の力を借りれば成功します。
・気にしない人
実はこの伸び悩む人はこのタイプです。
成功している人は、物事に動じない人が多いですが、実は多くの人が、動じないような心の強さを持っているか、またはその努力をしているかなのです。
「不安」は正常なのです。
適度なストレスは健康になり、過度なストレスは心を壊す
とよく言いますよね。
不安を味方にし、ポジティブに変えるべきなのです。
それを自分自身でやるか、人の力を借りるか、
それはどちらでもいいのです。