塾長のブログ

セールスと俳優

 

まもなく最終回を迎える大河ドラマ「麒麟がくる」の信長役を観て、染谷将太さんの演技力が凄いなあと思っています。いわゆる「うつけ」と言われていた若い頃から、だんだん狂気じみていく信長をこうも自然と演じる染谷将太さんの迫力にすごみを感じます。

 

 

また、現在放送中の朝の連続ドラマ「おちょやん」は、ナニワの大女優と言われた浪花千栄子さんをモデルとしています。

主人公、竹井千代(浪花千栄子さんがモデル)が未来の夫の天海一平に「なんも知らんくせに偉そうなこと言うな!あんたに、うちの何がわかんねんな!」と激昂します。

そのとき天海一平はいたって冷静に、

「わかるはずないやろ。人の苦しみが、そない簡単にわかってたまるか。どんだけ知ったふうな口たたいても、お前の苦しみは、お前にしか分からへん。俺の苦しみは、お前なんかには絶対分からへん。そやから俺は芝居すんねん。芝居してたら、そういうもんがちょっとは分かる気がする。分かってもらえる気がする。」

私は俳優ではないので偉そうなことは言えませんが、天海一平の台詞を借りると、役の気持ちを分かろうとする努力が、他人の気持ちを少しでも分かるようになるのでしょう。

 

 

さて、セールスも俳優業に近いものがあると思います。

 

セールスをする上で、スクリプト(台本)が必要か不要かという話しが時々出てきます。

私は、基本的にスクリプト(台本)は必要だと思っています。

しかし、スクリプト(台本)だけに頼っていてはいけないとも思うのです。

 

同じスクリプト(台本)を渡しても、売れるセールスと売れないセールスがいます。

もっと言うと、同じ商品を扱っているのに、売れるセールスと売れないセールスがいます。

 

 

これと同じように、俳優さんにも台本がありますが、同じ台本を渡されても、観ている人に魅了させる俳優さんと、そうでない俳優さんがいます。

この違いは何でしょうか?

 

きっと、天海一平が言うように、その役の気持ちをわかろうとするかどうかの違いなのかもしれません。

 

これをセールスに言い換えると、目の前にいる見込客の気持ちをわかろうとするかどうかの違いと同じなのかもしれません。

 

 

更に、セールスは演出家であり、脚本家でもなければいけません。

 

脚本や演出には必ずメッセージがあります。

 

例えば同じテーマの話しを映像化する際も、売れる作品とそうでない作品は、そのメッセージ性によるものと思います。

 

だとすれば、セールスにもメッセージ性がなければいけません。

このサービスや商品を提供することが、目の前にいる人にとってどんな意味があるのか、または、社会がどのように変わるのかとか。

 

だから、スクリプト(台本)もメッセージ性を持たなければいけません。

人から与えられたスクリプト(台本)を丸暗記するのではなく、メッセージを見つけ出すこと。

もっと言うと、自分のメッセージに合わせたスクリプト(台本)を自分で作ること。

 

演出も同じです。

いかに相手に伝わるかどうかは台詞だけではなく、演出も必要です。

 

 

ドラマや映画から学ぶことは、たくさんあります。

 

上っ面のセールスにならないように、日々精進ですね。

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