なぜ、保険屋の私がACPを広めようと思ったのか?
Twitterのフォロワーが3万人いるゲイの加藤くんのYouTubeとTikTokに、
レギュラーゲストで出演させてもらって、
「ゲイとノンケの人生話し」というテーマで色々語っています。
もちろん、私は保険屋ですからお金の話しをしたいのですが、
単なるお金の話しではなく、「人生」について語っていきたいのです。
なぜならば、お金は「人生」を豊かにするための手段であって、目的ではないからです。
動画では、加藤くんから「独り身の老後」についてどう思うか聴かれました。
独身で家族がいないと心配だという方は少なくありません。
しかし、私は結婚して子供がいても、幸せな老後を迎えている人、残念な老後を迎えている人、
それぞれ見てきました。
これは、独身でも同じことが言えます。
つまり、「幸せな老後」を迎えられるか否かは、ゲイだからとかノンケだからとか、あまり関係ないことです。
さて、表題の「なぜ、保険屋の私がACPを広めようと思ったのか?」についてですが、、、
まさに、加藤くんの「独り身の老後」というテーマに関係していきます。
私の叔母は生涯独身でした。
叔母が癌で余命宣告を受けたときに、自宅に帰れば余命は短くなる、
という医師と私の反対を押し切って、自宅に帰りました。
叔母は自宅に帰って1か月足らずで他界しました。
死ぬまで、たくさんの友人を自宅に招いていました。
叔母の死の瞬間も、私が傍にいました。
「幸せな老後」を迎えるとは、「幸せな人生を遂げる」ことと同じです。
「幸せな最期」を迎えるとは、「幸せな人生を遂げる」ことと同じです。
「幸せな人生を遂げる」とは、「死」と「生」を同時に考えることです。
私は、4年ほど前から「AC&LP」という団体を作って、
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を広めようとしています。
ACPとは、「意思決定能力が低下する前に、医療従事者や介護従事者、家族や地域と
「どんな死を遂げたいか」を話し合うプロセスを言います。
つまり、「どんな人生を遂げたいか」を話し合うのです。
これって、死ぬって分かってから考えるのでは遅くないでしょうか?
なぜならば、「死」を考えることは「生きる」ことを考えることと等しいからです。
老後も一緒です。老いてからの人生を老いてから考えるよりも、
今から自分の一生を考える方が、私は「幸せな老後」が来ると思うのです。
私たち保険屋は、「死」を想像できない人たちに、「死」を想像させなければいけません。
「死」を想像させるには、「生」を想像させることです。
言い換えれば、資産運用も、死亡保障も、「生」を想像させられなければ、生命保険は売れません。
私は2001年に生命保険業界に入りました。
背中を押されたのは、リビングニーズ特約(余命宣告されたら保険金を生前に受け取れるサービス)の存在でした。
これは凄い!!
そのお金で、人の人生の最期を豊かにできる。
いや、そのお金で余命宣告された人が「生きる勇気」を持ち、長生きすることが出来る。
そんな感動を今でも覚えています。
保険は「お金」いとう手段で、顧客の人生を豊かにすることが出きます。
そして、ACPは「話し合う」という手段で、顧客の人生を豊かにすることが出きます。
どちらも、「死」と「生」を考える仕事です。
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※前回のテーマは「独り身の老後」です。是非そちらもご覧ください。