根性論で仕事をしては長くは続かない
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る。」
これは、戦国武将の武田信玄公の言葉です。
しかし、一生懸命に頑張っていても、成果が出る人と出ない人がいます。
何故なのでしょうか?
それは、明確なゴールに向けて一生懸命なのか、
曖昧なゴールに向けて一生懸命かどうかの違いです。
ゴールが明確だと、知恵が付くまで一生懸命頑張ります。
ゴールが曖昧だと、一生懸命が一時的になってしまいます。
つまり、一生懸命とは、知恵が出るまで継続しなければ意味がありません。
根性で頑張っても、長続きしなければ意味がありません。
『誰も成し遂げられない大きなことを成し遂げるより、誰でも簡単にできる些細なことを誰もできないくらい一生懸命に継続していく』
これが成功の近道です。
能力があるのに長続きしない人は、ビジョンがないからです。
ビジョンというと難しく考えてしまう人もいますが、
「将来こんな人間になる!!」
「将来こんな人生を送る!!」
と決めればいいのです。
弊社執行役員の山田氏が行う「セルフマネジメントプレセミナー」で、
彼は、「ただ念じるだけでは実現しない」、「自分はこうなると決めて、ワクワクした未来を決めて、その未来を念じると必ず実現する」と言っています。
『モチベーション』とは『動機づけ』という意味です。
「やる気」や「根性」といった『テンション』とは違います。
ワクワクする未来を決めれば、働く動機づけになります。
頑張ったその先に、どんな人間に成長していて、どんな人たちと対等に付き合っているか…などを想像すれば、ワクワクするはずなのです。
これは『存在意義』を考えるということです。
自分の人生の未来を決めた人は、環境のせいにしたり、不況のせいにしたりはしません。
なぜならば、結果が出るまで継続すれば、想像した(念じた)未来が手に入ることを知っているからです。
「自分の成長のため」に頑張ることです。
「人のため」という思いだけで頑張ると限界があると私は思います。
「人のため」は大前提なのですが、「人のため」という結果を今すぐに求めるのではなく、結果的に「人のため」になるように、自分を磨くことが大事です。
その未来を想像するから、「一生懸命」が長続きするのだと思います。