人生観と仕事観
最近の若い人で、手塚漫画を読んだことがないという人が多いそうですが、
私は手塚漫画を子供のころから読みあさっていて、
「死生観」「人生観」については手塚漫画から影響されたと思っています。
彼の漫画からは、「人は何のために生きるのか」、「幸せとは何か」、などといったことを考えさせてくれます。
「火の鳥」という作品では『不老不死の力を手に入れたら人は幸せになれるのか?』という問いをテーマにしています。
「ブラックジャック」という天才外科医を描いた作品では、医学によって人の寿命をコントロールすることの是非をテーマに、『人の命や人生の大切さ』について考えさせられます。
「ブッダ」という作品では、『生きているうちに何をすべきか』という勇気を与えてくれます。
どれも、『いつか訪れる死』から『限られた人生』において、どう生きるかを考えさせてくれます。
人間がいつ死ぬかは誰にもコントロールできません。
そして、死ぬ日がわかっていいたら「生命保険」は必要ありません。
その日に合わせてお金の準備をすればいいからです。
「生命保険」というものは、そういった存在なのです。
でも、多くの人が『死』というネガティブなことを考えないようにしています。
「生命保険のセールス」という仕事は、死ぬことを想像できない人に『死』と『生』を想像させられなければいけない仕事です。
『死ぬ』というネガティブなことを考えることは、『生きる』というポジティブなことを考えることに繋がります。
そして、『生きる』とは、『どう生きるか?』まで考えなければならず、
それは、『どう働くか?』を考えることの大切さも忘れてはいけません。
「働き方」や「生き方」を持っている人は 、魅力的で見込客を引き寄せます。
当然ですが、人生には時間が限られています。
「何かを成し遂げるまで、次の事をチャレンジできない」とか「まだやりきってないから、次のしたい人生を決められない」とか、
そのように考えていては、時間はいくらあっても足りません。
もちろん、この「成し遂げたいもの」や「やりきりたいもの」が、今本当にしたいことであれば別です。
私は充足した人生を送るためには、生きている間、毎日成長し続けることが大事だと思っています。
そう思えば、私の人生があと一日だろうが、あと五十年だろうが、時間はたくさんあると思えるのです。
そして、そう思えるからこそ、今やるべきことをやると決断できるのです。
時間は待ってくれません。
人は何のために生きるのか、なぜ死んでいくのか、
自分なりの「人生観」「死生観」を持って、日々成長し続けていくことを大切にしたいと思っています。
そして、人は何のために働くのか、いつまで働けるのか、
自分なりの「仕事観」を持って、どのような働き方がいいのか、誰と働くことが幸せなのか、そしてどんな覚悟が必要なのか。
常に追求していきたいと思っています。
未来をイメージしながら、今やるべきことをする決断力、
勇気、その結果、幸せな人生だと思えるのだと信じています。