『ミステリと言う勿れ』
私は映画を観るのが好きで、月に3~5回くらいは劇場に足を運びます。
最も大好きな映画は『007シリーズ』と『男はつらいよシリーズ』です。
今月から、007が60周年記念ということで、25作中10作分を劇場公開されるので、今から楽しみです。
古い映画を劇場で観るのは何とも贅沢なものです。
先週は、「ローマの休日」を劇場で観てきました。
テレビで観るより、とっても素敵感がありますね!!
さて、間もなく公開予定の映画『ミステリと言う勿れ』
主役は菅田将暉さん。
お恥ずかしながら、最近劇場の宣伝広告で初めて知りました。
なんだか面白そうなので、調べてみたら…
なんと原作の漫画は現在1,800万部も売れているようです。
さらに調べたら、漫画の世界で1,800万部と言うと、歴代170位の発行部数ランキングで、かなりの人気漫画に入るようです。
そしてドラマ化され、映画化されるくらいなので相当面白いのではないかと予想し、
劇場に足を運ぶ前にドラマ13話分をFODで一気に観ようと思います。
まあ、面白い!!
セールスにおいて必要な要素の一つである「洞察力」も大学生である主人公の久能(くのう)から学ぶ?感心する?
ことが出来ます。
もちろん、推理小説や推理ドラマに出てくる主人公の「洞察力」は尋常ではないですが、
営業成績が挙げられない人たちの共通点で「洞察力」の欠如を感じることが多々あります。
また、このドラマに出てくる見どころの一つが、久能の名言。
その名言の多くが、この保険セールスにおいて、とても必要な考え方だらけだと感じるのです。
どんな人間でも大なり小なり悩みはあるものです。
多くの人が、「なるほど」と思うようないわば「カウンセリング」に近いような台詞が満載です。
私自身の備忘録も含め、いくつか挙げてみました。
『貴方が舐められないように気を付けなければいけないのは、この職場のおじさんたちだと思いますけど、それこそが貴方の存在意義だと思いますけど』
『真実は一つなんかではないですよ。人は主観でしかものを見られない。どちらも嘘をついていなくても、話を盛っていなくても必ず食い違う。だからね、真実は一つじゃない。人の数だけあるんですよ。でも、事実は一つです。警察が調べるべきは事実です。真実なんかに囚われているから、冤罪事件とか起こすんじゃないでしょうか』
『ゴミ捨てってどこからどこまでですか?家からゴミ捨て場までですか?お宅にゴミ箱っていくつあります?ゴミ捨てって家中のゴミ箱から集めるところから始めるんですよ。分別できてなかったらして、袋を取り換えて、生ごみの水を切って、ついでに排水溝の掃除をして、ゴミ袋の在庫があるかチェックして、そうやって一つにまとめるんですよ。そこまでが面倒なんですけど、出来たやつ持っていくだけで感謝しろって言われても、奥さん妊娠してるんですよ、体しんどいじゃないですか』
『僕は確かに親のすねかじりで、働いたこともなく、嫁も彼女もいなく、ぼーっと生きてます。ただ、僕は子供を持ったことはないですが、子供だったことはあります。親になると忘れてしまうのかもしれませんが、僕は今、子供の立場でものを言っています』
『僕はたまにメジャーリーグの中継を観るんですけど、メジャーリーガーや監督は試合を時々休むんですよ。奥さんの出産はもちろん、お子さんの入学式や、卒業式、家族のイベントで休むんです。彼らは立ち会いたいんです。行きたくて行くんです。でも、その試合の中継を観ている日本の解説者は、「奥さんが怖いんでしょうねー」と言うんです。日本の解説者たちは、家族のイベントに行くことを義務だと思っている。権利と義務では雲泥の差なんです』
『女性は子供を産んだら変わるって言いましたよね。当たり前です。ちょっと目を話したら死んでしまうかもしれない生き物を育てるんです。問題なのは、貴方が一緒に変わってないことです。でもそれは強制されることではないので、貴方の好きにしたらいいと思います。したこともしなかったこともいずれ自分に帰ってくるだけですから』
大学生の久能にこのような台詞を言われる大人たちの表情が、とても笑えるのですが、その反面私は、私の前で私の妻に観て欲しくはないほどグサグサ突き刺さります笑
ミステリーなのですが、
家族とは何か?
働くとは何か?
命とは何か?
幸せな生き方とは何か?
などなど、くどいようですが、保険セールスの仕事をするにおいてとても大切なことが盛られていると思います。
こういう『人生哲学的』なことを事を「いかに仕事に生かすか」はとても重要で、
出来ていなくても、「どのように感じるか」が、高所得者とお付き合いする重要な要因の一つだと思います。
ダルマ塾の定期勉強会でも、時折織り交ぜて話しをしていこうかと思います。