ChatGPT
ChatGPTが凄いですね。
いよいよシンギュラリティが近づいてきたと実感します。
ただ、現時点では情報の正確性の他、教育上の問題や犯罪への利用など様々な問題があり、
イタリアでは使用を一時的に禁止していたり、企業でもNTTドコモが使用を禁止していたりとだそうですね。
皆さんはAIの進歩に対してどのように感じていますか?
私はこのように考えます。
どんな技術も最初は問題が沢山ありました。
例えば、私が子供の頃は、
「電卓を使うとバカになるからそろばんを使いなさい」
また、インターネットが普及されると
「インターネットで検索すると、覚えないから辞書を使って調べなさい」
携帯電話が普及されると
「楽しないで、直接会いに行きなさい」
と言われました。
今の若い人はきっと笑うでしょう。
インターネットによる犯罪も、法の整備よりも技術の進化が早いので起こるだけであって、
技術の進化には問題はないと、私は思うわけであります。
とはいえ、技術が進化してしまうと、仕事が奪われてしまうという懸念は残ります。
なぜならば、見込客はどんな保険に加入したらいいかや、NISAと保険の違いなど、
ChatGPTに聞いたら、おそらく我々よりも説得力のある回答をすると思います。
どんなに知識を得てもAIに勝ることはもう限界に来ています。
だからと言って、私は勉強するなと言っているのではありません。
知識だけでは限界であって、見込客に信頼してもらうための努力が今こそ必要だと言っているのです。
あるニュース番組で、ChatGPTが「完璧すぎる読書の感想文」を書いたり、
「感動なラブレター」を書いたりと報道していました。
確かに、誰がみても完璧なのです。
でも、それって心がこもっているでしょか?
相手に伝わるでしょうか?
不器用でもいいから、字がヘタクソでもいいから、
自分の言葉で表現することの方が信頼されるのではないでしょうか。
私のところによく「どう言ったらいいですか?」
と、台詞ばかりにこだわる人が時々います。
そういう人はChatGPTに頼った方がいいですね。
そして、ChatGPTの言葉通りに見込客に伝えるので、
いずれ選ばれないセールスとなってしまいます。
そう、まさにこの「頼る」か「頼らない」が、実は大きな問題です。
上述のニュース番組で、ある小学生にAIに「頼るべき」か「頼らないべき」かという議論をさせて、
「頼らない」子どもたちの意見は以下の通り。
「僕は頼りません。自分たちで解決した方が、自分の気持ちをしっかりと伝えられると思ったからです」
「私は頼りません。だって、AIに頼ったら人生でずっとAIに頼るかもしれないからです」
私もそう思います。
AIは頼るのではなく、AIを利用して、いかに自分の思いや気持ちを伝えられるかが、
セールスに必要なことだと思います。
保険のセールスにおいては、お金の「使い方」「貯め方」「増やし方」「守り方」をどう伝えるかで、それは「生き方」と「働き方」を共感してもらえるかが大事だと思います。
AIを使われるか、使うかの違いでAIに仕事を取られるかどうかではないでしょうか。