仕事とボランティアはどちらも同じ
「働かざる者食うべからず」
は新約聖書にある一節だそうですが、正しい翻訳は、
「働こうとしないものは、食べることもしてはならない」
だそうです。
つまり、働けるのに働こうとしない人のことを言っていて、
働きたくても働けない人は、これには該当しないということ。
そもそも働く…「仕事」とは「事に仕える」という意味です。
問題は誰に仕えるか?ということだと思うのです。
自己肯定感が高いと、幸福感は増します。
つまり、自己の存在意義を感じるとき、、、
例えば『社会の役に立っている』と感じるときが生きている意味を感じるときであり、
多くの人が求める幸福感だと思います。
であるならば、仕事は「社会に仕える」ことこそが、仕事のみならず、人生を充実させることではないでしょうか?
お金を稼ぐことを、悪としがちなのが日本人のようですが、
もし、あるボランティア団体が「私は社会に役に立つためにこの事業をしているわけで、
お金を稼ぐためにこの事業をしているわけではない」と言って資金集めを後回しにしたとしたら…
本当にお金がなくて、誰かの役に立てるのでしょうか。
営業も同じ。
顧客が増えなければ、売上は上がらない。
売上が上がらなければ事業は成り立たない。
事業が成り立たずして、なぜ社会に貢献できるのでしょうか?
「稼ぎたいとは思わない。いい仕事をしたいだけだ。」と言って、
結局は自分のペースで仕事がしたいだけの人がたくさんいるように思います。
自分のミッションを遂行すればいいだけなのに、やるべきことをしない。
これは、単なる怠慢で、
これこそが「働かざる者、食うべからず」
の本当の意味なのだと思います。
社会に仕える気持ちで「仕事」をすれば、
どんな業種でも、どんな職種でも、社会に役に立つ仕事ができ、
自分も周りも幸せになれるのだと、
私はそう信じたいです。