好きなことを仕事にする
「モチベーションは野球が好きだということです」
これは、2004年にイチロー選手がインタビューで答えた言葉です。
好きなことを仕事にする。
とても幸せなことだと思います。
しかし、なかなか自分の好きなこと、やりたいことを見つけられないという人も少なくありません。
好きな仕事を見つけるより、自分の仕事を好きになるまでやり続ける。
簡単なこととは思いませんが、その方が実は「好きなことを仕事にする」近道なのではないかと思うのです。
やり続けるとは、ただ在籍していればいいという問題ではありません。
成果が出るまで努力し続ける。そして成果が出たら、次のステージのために努力し続ける。それこそが、自分を成長させ続けていくことに繋がるのだと思います。
電話を掛ける先がない。
アポが取れても何を話していいかわからない。
こういった相談が非常に多いのですが、そういう人は自分で成果が出るまで継続していないのだと思います。
今まで、200人以上の個人指導をしてきましたが、成果の出る人は、教えたことを継続します。
そして、失敗や成功をたくさん経験し、どうしたら上手くいくのか、いかないのか、を自分で考えるようになり、いつしか自立していきます。
だから、仕事が好きになるのだと思います。
成果が出るまで継続すると、知恵が生まれます。
知恵がつけば、更なる成果が生まれ、その仕事が好きになります。
その仕事が好きになれば、更なる成果が生まれ、その仕事を天職だと思うようになります。
天職に出会い、仕事を通じて成長すると、人生が充足します。
評価とは結果に対してのみされるものではなく、出した結果の過程に対して評価されるものだと思います。
つまり、成果が出れば、その過程は高く評価されるわけですし、成果が出なければ、その過程は間違っているのか、または行動量が少ないのかと評価されるわけです。
ですから、成果が出なかった時に、落ち込んで足を止める人と、反省して次の行動に移す人と、大きく差が出てきます。
プロの世界では成果が出なければ、「頑張ってるね」とは誰も言ってくれません。
成果を出した人の過程に「頑張ってるね」と言うのだと思います。
私は、才能そのものには、人それぞれの限界があると思います。
しかし、自分が決めた「幸せな生き方」を手にしたいと思えば、努力に限界がないと思います。
今週も自分で自分のお尻を叩きながら頑張ります。
80歳まで現役でいます。