朝ドラ「ちむどんどん」から学ぶ成功哲学
今年は沖縄復帰50周年記念ということで、沖縄にまつわる話題が多いですね。
HNKの朝ドラ「ちむどんどん」もその一つ。
主人公の暢子は、沖縄から一流の料理人を目指して東京に来ます。
コネで銀座の一流レストランに勤めるものの、オーナーからは全く認められず、某新聞社の雑用のアルバイトに送り込まれます。
料理にしか興味のない暢子は、「なんで私がこんな仕事を!!」と憤慨しますが、これにはオーナーの思いがあるのです。
・社会人としての立ち振る舞いを身につけてほしい
・商売人としての心構えを身につけてほしい。
・一流レストランでの接客マナーを身につけてほしい
そして、一番は
・料理人としての教養を身につけてほしい
ということだと思うのです。
ビジネスマナーもわからない暢子は、電話で取引先には「うちの会社の○○さんが、おたくの会社に行ってると思うんですが、」という始末。
「弊社」「御社」「伺っている」と言いなさい。それと、身内を「さん」付けしない!!
と上司に注意され、その後、その上司に呼び捨てで話しかけるという、とんでもない社会人レベル…
そして、新聞すら読んだことのない暢子は、新聞の読み方まで教わるという、、、
しかし、この新聞の読み方を教える上司のセリフがちょっと「いいね!」なのでした。
「料理も新聞記事も同じ。
料理は一番食べてもらいたい誰かを思い浮かべてその人のために作るだろ。
新聞も一番伝えたい誰かに向かって書く。
今この記事を、この思いを誰に伝えたいか。
それが一番大事。書いた人の気持ちになって読んでごらん。」
これに感動した暢子は、歌手を目指し、沖縄でのオーディション中の緊張している妹にこう励まします。
「歌も料理も同じ。
料理は、一番食べてもらいたい人を思い浮かべて作る。
今この料理を誰に食べてもらいたいか。
それが一番大事。歌も同じ。
一番聴いてもらいたい人を思い浮かべてその人のために歌う。
わかった?」
長々と書きましたが、、、
んー、これってセールスでも同じことが言えるのでは???
フルコミのセールスで結果の出ない人たちは、自分が売りたいものを、目の前にいる人に伝えようとします。
しかし、結果を出す人たちは、「誰にこのことを伝えたいか」を考えます。
つまり、前者は押し売りで、後者は自分のマーケットを作れる人なのです。
自分が伝えたいことをわかってくれる人を探すことが、この仕事の醍醐味でもないでしょうか。