社会の問題解決をしなければお金は動かない
ファンドレイザーという仕事をご存知でしょうか?
私は、ファンドレイザーという職業には就いてはいませんが、8年前に資格を取りまして、勉強だけはしています。
なぜなら、セールスという仕事と共通するところがたくさんあるからです。
ファンドレイザーとは非営利団体の資金調達だけに留まらず、経営のサポートをする職業です。その役割は、「誰かのために役に立ちたいと思っている人たち」と「社会の課題を解決している人たち」を繋ぐこと。
つまり、お金を払う人たちと、サービスを提供する人たちをつなげる仕事なのです。
営利企業でも考えは同じです。
「お金を払うであろう人」=「見込客」=「自分や家族、または誰かのために役に立ちたいと思っている人」
「サービスを提供する人」=「セールス」=「社会の課題を解決したいと思っている人」
営利団体はモノやサービスを提供することで顧客がその対価を支払います。
しかし、非営利団体はモノやサービスを提供することで、その対価を第三者が支払います。
まさに商売の原理原則でもある「三方よし」の精神がなければ成り立ちません。
あるファンドレイザーの言葉です。
『私は寄付をお願いしたことはない。私がやっていることは、受益者のおかれている状況について潜在的支援者に説明をして「共感」をしてもらうこと。そして「共感」してくれた相手に自分たちの団体が有する「解決策」を提案すること。その結果、寄付がなくても構わない。なぜなら、このプロセスは「社会を変えているから」。』
これをセールスに置き換えると、
『私は契約をお願いしたことはない。私がやっていることは、たいていの人がおかれている状況について見込客に説明をして「共感」をしてもらうこと。そして「共感」してくれた相手に自分たちの仕事が有する「解決策」を提案すること。その結果、契約がなくても構わない。なぜなら、このプロセスは「社会を変えているから」。』
となるのではないでしょうか。
綺麗事では商売は出来ないかもしれません。
しかし、私はこの綺麗事に「仕事のやりがい」た「仕事の永続性」があると信じたいです。