見込客発見に必要なこと
紹介入手には様々なテクニックはありますが、どんなテクニックよりも「お願い」をすることが大切です。
もちろん、真面目に働いていれば、お願いをしなくても紹介は出ますが、継続的に紹介をもらうには、「お願い」することが大切という意味です。
ただ、お願いすれば紹介が出るわけでもありません。
営業という仕事は、ある意味「ファン作り」が本業であると思っています。
「ファンになってもらう」まではいかなくても、「好きになってもらう」ことは、見込客発見の最低条件ではないでしょうか。
「好きになってもらう」ことの最初のとっかかりは、「感動」を与えることです。
他人に「感動」を与える人は、勝利をゴールにしていません。
もちろん誰だって、勝つために頑張っています。しかし、他人に「感動」を与える人は、勝利がゴールではなくて、一つひとつの勝利の先にある人生観を大事にしているからなのではないでしょうか。
スポーツの世界では、どんなに成果を出しても、その大会が終わればまた全員が同じスタート地点に立ちます。
それと同じように営業の世界でも、社内コンテストなどに入賞しても、そのコンテストが終わった瞬間にリセットされます。
努力をし続け、成果を出し続けられる人と、ちょっと成果が出たら慢心してしまう人の違いの一つに、「目的」と「手段」の理解の違いがあります。
「目標達成」をゴールにするのではなく、最終ゴールに近づくための「手段」ととらえている人は、努力の継続が出来ます。
人によって違うと思いますが、最終ゴールを「幸せになること」と考える人は少なくないと思います。
しかし、「幸せになること」は人によって定義は違いますし、明確な定義はありません。
だから、「幸せになること」に最終地点はなく、「少しでも近づく」という考え方となり、そこには、「努力」と「成長」というワードは不可欠だと思うのです。
数字の「目標達成」は、「努力と成長のその先にある幸せになること」の通過点と捉えるか、「目標達成」を最終ゴールと捉えるかによって、他人を感動させるかどうかに大きく差が出るのではないでしょうか。
目標を達成し続けるために、もっともっとその先の人生観(VISION)を持つことです。
結果にワクワクするのは過去を見ている証拠です。「今している手段」にワクワクするべきです。
他人を感動させる人は、常に自分がワクワクしているので、他人もワクワクさせています。そんな人に他人は契約をしたり、見込客を紹介したり、そして運が舞い込んでくるのではないでしょうか。
何のために勝つのか?
それは、「勝つ」ことで成長し、結果、「勝つ」から「克つ」に変わるからではないでしょうか。