贅沢と貧乏
故石原慎太郎氏の本に、「贅沢の反対は貧乏か、あるいは質素か」という一節があります。
「贅沢」を辞書で調べると、「実際の生活が必要とする以上の、分に過ぎた消費」
「貧乏」を辞書で調べると、「収入・財産が少なくて、生活が苦しいこと」
「質素」を辞書で調べると、「贅沢せずに、簡素に生活すること」
と書いてあります。
「豊か」とは何だろうか?と考えてしまう一節ですね。
結局は収入・財産の多少関わらず、「心の豊か」さを求める人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、「心の豊さ」を得るためには、心(精神力)を鍛えなければいけない、とも私は思うわけでして、
心(精神力)を鍛えるには、何かを乗り越えるくらいの努力が必要なのは言うまでもありません。
そして、この努力で一番取り掛かりやすい環境は仕事ではないでしょうか。
なぜならば、仕事は嫌でも毎日しなければいけないことだから。
お金のために働かなくても、何かを乗り越えるくらい一生懸命に働いた結果、「人」や「時間」や「経験値」などが得られ、その結果、「心の豊かさ」を得られるのかもしれません。
そして、同時に「お金」も付いてくるものなのだと思うのです。
なぜならば、お金という対価を払ってくれるのは、「人」から仕事上で認められたからこそだから。
心の「贅沢」を手に入れる…そんな目標も悪くないかもですね。