塾長のブログ

精神回復力

私のところに、強い人間になりたいと相談に訪れる方がたくさんいらっしゃいます。

 

動じない人間になることは、仕事で成果をあげるために必要なことだとは思いますが、私自身、強い人間ではありません。

 

嫌なことがあれば、落ち込むこともあるし、

自分より優れている人がいれば、比較してしまうこともあります。

 

 

ただし、自分自身で思考を変えることは出来ます。

 

落ち込んだままでは、絶対に成果は出ません。

 

 

 

私は「性格」を変えるのではなく、「思考」「態度」「言動」を変えるべきだと思っています。

 

「性格」とは、デジタル大辞泉によると、

「行動のしかたに現れる、その人に固有の感情・意志の傾向」と書かれています。

 

つまり、「どんなことをすると、どんな感情が芽生えるか」「どんなことをされると(言われると)、どんな感情が芽生えるか」

ということになります。

 

 

 

感情のない人は世の中にはいません。

 

 

例えば、「打たれ弱い性格」という日本語がありますが、どう打たれたら弱くなるのか、つまり、どんなスイッチで感情が動くのかということです。

人それぞれ感情が動くスイッチが違うので、性格が人それぞれだ違うのだと思います。

 

 

この自分の感情が動くスイッチを知ること、つまり、自分の弱さを知り、認めるからこそ、次にどう行動に移すかを考えることができるのだと私は思います。

 

 

 

ブッタ(お釈迦様)は、このような言葉を残しています。

『「わたしは愚かである」と認められる者こそ、賢者である。逆に「自分は賢者である」と思っている者こそ、愚者と呼ぶにふさわしい。』

 

 

弱い性格を直したいという相談には、私には解決策はありません。弱い思考を変えたいという相談なら、一緒にディスカッションをすることは出来ます。

 

弱い思考は、誰でも都度変えることができるからです。

弱い人間が悪いわけではありません。

 

弱い感情が働いても、足も頭も心も止めなければ、必ず目的は達成します。

 

 

『最大の名誉は決して倒れない事ではない。倒れるたびに起き上がる事である。』

これもブッタの言葉です。

 

強い人間とは、感情のない人ではなく、感情に振り回されず、働き続ける人だと思います。

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