人生最後のラブレター
仕事柄、相続の相談をお受けすることが多々ありますが、遺言書や家族信託の話になる際に、自分自身が遺言書の作成したことがないのにクライアントからの相談に本気でアドバイスができるのだろうかと思っていました。
そこで、当塾でお世話になっている相続コンサルタントであり、司法書士の向田先生にお願いをして、自分自身の遺言書の作成をお願いすることとなりました。
向田先生も常々「まずは自分が遺言書を書いてみること」と仰っていて、ご自身はなんと30代で遺言書を書いたそうです。
さて、今回私の遺言書作成にあたって、当塾塾生さんたちからの希望もあって、私と向田先生との打ち合わせをダルマ塾の勉強会の中で、公開で行いました。
たいした財産があるわけでもないのに、とても恥ずかしかったですが、むしろこんな財産でも遺言書作成に意味があると感じていただければ、公開にした甲斐があったというものです。
参加された塾生さんから、「遺言って、揉めない家族でも必要ですね」と感想をいただきましたが、本当にその通りだと思います。
生命保険は「人生最後のラブレター」と言われています。
しかし、遺言書作成の打ち合わせをしたときに、遺言書こそ、「人生最後のラブレター」なのだと思いました。遺言書の中に、生命保険という「最後のラブレター」の一部が含まれているのであって、生命保険以外で出来ることも考えなくてはいけないし、「揉めないため」ではなく、「死んだ後に家族に対する思いを残す」という役割が遺言書にはあるのです。
もちろん、生命保険に入るときも家族のことを真剣に考えて入ります。しかし、それ以上に、家族に対する自分の気持ちを整理しながら打ち合わせをしていかないと、遺言書は良いものにならないと実感いたしました。
そして、将来のためにお金のことを真剣に考える時間にもなりましたし、無駄使いをせずに、使うお金を「死に金」ではなく、「生き金」にしなければいけないという気持ちにもなりました。
もう一つ感じたことは、打合せをするときの専門家も、単に知識があるだけでなく、「思いのある専門家」でなければいけないということです。
とてもいい経験となりました。
今回、アドバイスをいただきました司法書士の向田先生はもちろんですが、参加された塾生の方にも感謝いたします。
本当にありがとうございました。
人生最後のラブレターと言われている「生命保険」を扱う人こそ、本当の「遺言書」の意味を知るということも大切だと思います。
参加された方からの感想もかなり高評価でしたので、遺言書作成、または現在相続にも力を入れているダルマ塾にご興味のある方は、是非ご一報ください。
※公開打ち合わせは、ビデオ録画もしてあります。